米麹 高い

米麹 高い

米麹は、蒸した米に麹菌を培養させ発酵させた食品です。米麹は、味噌や醤油、甘酒などの日本の伝統的な発酵食品の原料として使われています。米麹には、消化を助ける酵素やビタミン、ミネラルなどの栄養素が豊富に含まれており、健康や美容にも良いとされています。

しかし、米麹を購入する際には、値段以上に注意することがあります。米麹には、生タイプと乾燥タイプの二種類がありますが、一般的に生タイプの方が高価です。では、なぜ生タイプの米麹が高いのでしょうか?

生タイプの米麹とは、発酵したばかりの新鮮な米麹のことです。生タイプの米麹は、糀屋やみそ専門店で販売されていますが、生タイプの米麹を販売するに当たっては温度管理が難しく、保存期間も短いため、大量に生産や流通販売が困難です。たとえ流通経路で販売するに当たっては冷蔵または冷凍管理をして販売し配送コストと冷蔵冷凍販売の維持管理費がかかります。そのため、希少性が高く、値段も高くなります。生タイプの米麹の特徴は、ふんわりとした食感や甘みが強いことです。また、発酵を止めていないため、アミノ酸やビタミンB群などの栄養素が多く残っています。

一方、乾燥タイプの米麹とは、発酵した米麹を乾燥させたものです。乾燥タイプの米麹は、スーパーやドラッグストアなどで常温販売されている場合が多いです。温度管理は常温で良く、保存期間も長いため、販売者側は商品管理が扱いやすく、生産者側(メーカ)も大量に生産や流通ができます。そのため、供給量が多く、値段も安くなります。乾燥タイプの米麹の特徴は、硬くて粒状になっていることや甘みが控えめなことです。また、水分が無いため、発酵が止まっているので、生麹の様な風味がありません。味噌、甘酒、塩麹等は間違いなく出来上がりますが、出来上がり後の発酵食品は生タイプで作った塩麹、甘酒等は風味、旨味に関しては残念ながら劣ってきます。

以上のように、米麹には生タイプと乾燥タイプの違いがあります。どちらも栄養価や効果は高く、好みや用途によって使い分けることができます。生タイプは食感や甘みを楽しみたい場合や甘酒などを作る場合に向いています。乾燥タイプは保存や取り扱いが容易であり、味噌や醤油などを作る場合に向いています。

但し、生タイプの米麹はスーパーマーケット等の量販店では取り扱いが無い店が多いので、お近くの麹屋、糀屋、またはインターネットで販売しているショップをお探しください。配送料を含めると米麹の値段は高くなってしましますが自分に合った米麹を選んでみてください。

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