手作り味噌の期限
手作り味噌の期限
手作り味噌の期限の説明です。
結論から申し上げますと手作り味噌には期限が御座いません。
お味噌は塩が入っている発酵食品の保存食になりますので基本的には消費期限はあるようで無いというのがお答えとなります。
先ず食品を長期間、持たせるのは
1.発酵させる
2.塩分を加える。
3.砂糖を加える
4.乾燥させる
人類の知恵ではございませんが必然的に人間は食物の保存方法を学んでいたんですね。
さて手作り味噌の期限については
1.長期間、手作り味噌の期限を延ばすには塩分濃度を挙げる。
2.冷蔵庫に保管して手作り味噌の期限を延ばす
1.について、
手作り味噌を仕込む場合は必ずお塩が必要です。
例えば10キロ出来上がりのお味噌を仕込む場合は12%のお塩が必要です。
お塩の量は1.2キロになります。
10キロのお味噌に対して12%塩分で仕込むと通常は2~3年は問題なく手作り味噌の期限というよりは保存可能です。
また塩分濃度を上げることにより手作り味噌の期限が長くなります。
反対に塩分濃度を下げることにより手作り味噌の期限が短くもなります。
当店で手作り味噌教室、または手作り味噌の材料をご購入いただいているお客様には
塩加減(塩分量は)12%の塩を味噌作りの際には推奨しています。
例えば5キロ出来上がりの手作り味噌セットは
米麹1.5キロ、大豆1.3キロ、塩は600グラムのセット内容になっています。
上記の内容ですと塩分濃度が12%ですので手作り味噌の期限としては一般的には2~3年で大丈夫としております。
尚、手作り味噌の期限としては2~3年以内に消費するのがお勧めですが味噌は年月が経つにつれ
発酵が進みますので味噌の色目、味に変化していきます。
そこでお勧めが
2.の冷蔵庫に保管して手作り味噌の期限を延ばすということです。
手作り味噌はスーパーマーケットやコンビニ、量販店のお味噌とは違って仕込んだ味噌を直ぐには食べるということはございません。
必ず熟成期間(発酵)が必要になります。通常は仕込み日から半年程度が目安として考えます。
そして、熟成させてお味噌が自分の好みの味になったときに初めて手作り味噌が出来上がりとなります。
そこからが手作り味噌の期限の始まりで、好みの味をなるべく変えないで保管したい場合は必ず
冷蔵庫で保管、保存してください。
また、手作り味噌仕込み後、6か月熟成、まだ色目も濃い赤味噌系にしたいかともいると思います。
その時はしばらく常温で熟成を進めてください。
まとめとしては
1.手作り味噌の期限は基本的にはありません。
2.塩加減を多くすると手作り味噌の期限は長くなります。
3.出来上がった手作り味噌(好みの味)の期限を延ばすには冷蔵庫で保管
以上が手作り味噌の期限の説明になります。