酒粕とは

酒粕とは

酒粕とは、日本酒の製造工程で生まれる副産物のことです。主な原料はうるち米、米麹、酵母と水。日本酒は、白い醪(もろみ)を搾ることでできあがります。搾った液体が「日本酒」、あとに残る固形物が「酒粕」です。酒粕には米や米こうじ、酵母由来の炭水化物やたんぱく質、ビタミンなどの栄養素が豊富に含まれており、様々な食品の原料として利用されています。

そして今注目のレジスタントプロテインが酒粕に含まれているということです。レジスタントプロテインとは、加熱や消化酵素によって分解されにくいタンパク質のことです。レジスタントプロテインは、腸内細菌によって発酵されて短鎖脂肪酸を生成します。短鎖脂肪酸は、腸の健康や免疫力を高める効果があります。レジスタントプロテインは、大豆製品や卵、チーズ、酒粕などに多く含まれます。レジスタントプロテインを摂取することで、腸内環境を改善し、健康に役立つ可能性があります。

この記事では、酒粕の効果や使い方をご紹介します。

酒粕の効果

酒粕には以下のような効果が期待されます。

美容効果:酒粕に含まれるビタミンB群やアミノ酸は肌や髪の健康に必要な成分です。また、抗酸化作用のあるポリフェノールも含まれており、老化防止にも役立ちます。

健康効果:酒粕に含まれる乳酸菌や食物繊維は腸内環境を整える効果があります。また、アルコール分は血行を良くし、冷え性や肩こりの改善にも効果的です。

免疫力向上:酒粕に含まれるβ-グルカンやペプチドは免疫細胞の活性化を促し、風邪やインフルエンザなどの感染症に対する抵抗力を高めます。

 酒粕の使い方

酒粕はそのまま食べることもできますが、加熱するとアルコール分が飛んでさらに美味しくなります。以下のような使い方があります。

甘酒:水と酒粕を混ぜて温めるだけで簡単に作れる飲み物です。甘みは砂糖等で調節する必要がありますが濃さはお好みで調整できます。冬は温かく、夏は冷やして飲むと爽やかです。


粕汁

だし汁と酒粕を混ぜて具材を加えて煮込む料理です。具材は豆腐や野菜、魚介類など何でも合います。栄養満点で体も温まります。


粕漬け

肉や魚を酒粕と調味料で漬け込む料理です。漬け込む時間は材料や好みによって異なりますが、一般的には数時間から一晩程度です。漬け込んだ後は焼いたり炒めたりして食べます。

デザート:ヨーグルトやアイスクリームに酒粕をトッピングするだけで風味豊かなデザートになります。また、牛乳や生クリームと混ぜて冷凍すると自家製のアイスクリームにもなります。

当店の酒粕を使った酒粕チーズ

発酵エヴァンジェリスト新庄あゆみさん監修の酒粕チーズも人気商品です✨
こだわりの米粉と油をつかい、すべて植物性で作りました。

 

酒粕の使い方と保存方法
酒粕はそのまま食べることもできますが、料理や飲み物に加えることでさまざまな味わいを楽しむことができます。当店でも杉井酒造の酒粕を販売中です。ご利用いただければ幸いです。

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