甘酒とは
甘酒とは
甘酒とは、米麹に水またはお粥を加えて発酵させて作る甘い飲み物です。日本では古くから飲まれており、栄養価が高く、健康や美容にも良いとされています。
甘酒の起源は江戸時代直前に出てくる比較的新しいもので、それ以前は「一夜酒」や「醴酒こさけ」と呼ばれていました。しかし、甘酒の歴史は古く、古墳時代にさかのぼります。日本最古の歴史書である『日本書紀』には、天甜酒(あまのたむざけ)という飲み物に関する記述があり、これが甘酒の起源と考えられています。
江戸時代になると、甘酒売りが登場し、庶民にも広まり暑い夏には夏バテを防ぐ意味で、夏の風物詩でもありました。甘酒は栄養豊富な飲み物として知られており、「飲む点滴」とも称されます。ビタミンB群やアミノ酸、食物繊維などが含まれており、体力回復や風邪予防などに効果的です。現在では、缶入りや瓶入りのほか、濃縮や粉末、フリーズドライなど様々な形態で販売されています。また、フルーツや乳酸菌を加えた製品もあります。正月や雛祭りなどの行事でも飲まれることが多く、日本人にとって馴染み深い飲み物です。
甘酒の作り方は、米麹に水を加えて加温(保温)して発酵させる、または米麹にお粥をくわえて加温する方法があります。どちらも甘酒の素が出来ますが、米麹と水を使った加温して出来上がった甘酒は比較的さっぱりめな甘酒の素が出来上がり、米麹とお粥を使って出来上がった甘酒の素は糖度か高く旨味がある甘酒の素に仕上がります。
出来上がった米麹甘酒は自分好みの甘さや濃さに調整できます。通常は2~3倍程度に薄めて飲むのがお勧めです。
甘酒はそのまま飲むこともできますが、他の飲み物や料理に加えることもできます。例えば、牛乳や豆乳と混ぜて飲むと、より栄養価が高くなります。また、紅茶やコーヒーに加えると、砂糖の代わりになります。料理では、カレーやシチューなどの煮込み料理に加えると、コクや甘みが出ます。また、パンケーキやクレープなどのスイーツに加えると、ふわふわの食感になります。
甘酒は日本の伝統的な飲み物ですが、近年では海外でも注目されています。甘酒は発酵食品として、プロバイオティクスやスーパーフードとしても評価されています。
市販の甘酒には添加物や砂糖が入っている場合があるので注意が必要です。出来れば米麹と水で甘酒は自宅で簡単に作れるので、ぜひ試してみてください。
甘酒には、糖分やアミノ酸、ビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれており、エネルギー源としてだけでなく、免疫力や代謝の向上、消化促進、肌荒れの予防などにも効果が期待できます。また、甘酒には乳酸菌も含まれており、腸内環境の改善にも役立つ大変優秀な健康食品なのです。
最後に当店(鈴木こうじ店)では手作り甘酒の材料である生米麹の販売をしております。また、手作りが難しい方は出来上がった生タイプの手作り甘酒の販売もしておりますのでご検討いただければ幸いです。