手作り味噌 保存
手作り味噌 保存
手作り味噌の保存方法についてお伝えします。手作り味噌は、市販の味噌と比べて、風味や栄養価が高く、自分の好みに合わせて塩分濃度、麹歩合(麹と大豆の比率)調整できるというメリットがあります。しかし、手作り味噌は、保存方法に注意しないと、カビや酸敗のリスクが高まります。そこで、手作り味噌の保存方法について、以下のポイントをご紹介します。
1. 味噌を熟成させる場所は、冷暗所で温度が安定したところを選びましょう。温度が高すぎると発酵が早く進みすぎて酸っぱくなりますし、低すぎると発酵が止まってしまいます。また、直射日光や湿気はカビの原因になりますので、避けましょう。
2. 味噌を熟成させる容器は、陶器や木製のものがおすすめです。プラスチック製のものは、味噌の色素や酸が染み込んでしまう可能性がありますし、木製のものはカビや虫がつきやすいです。容器は清潔にしておきましょう。また、当店でお勧めな容器はエンバランス容器で環境に優しく、木樽の様な外気と取り入れる構造で発酵食品には最も適している容器です。
3. 味噌を熟成させる際は、表面に塩をふってカビを防ぎましょう。(塩を直接振る場合は味噌自体の塩分を下げる必要があります)また、味噌の表面にラップを敷いてラップの上に塩を敷き詰める方法も良いです。定期的に混ぜて空気を入れることがお勧めですが味噌は食べ始めるころに天地返しと言って味噌の下の部分に重力の関係で塩分が濃く味噌の上の部分は塩分が薄くなる傾向があります。そこで上と下を入れ替えて塩分を均一にすることと、手を入れることによって発酵を促進することが出来ます。混ぜる際は、手でかき混ぜて大丈夫です。
4. 味噌が熟成したら、冷蔵庫に移して保存しましょう。冷蔵庫で保存することで、発酵を抑えて酸敗を防ぐことができます。冷蔵庫で保存する場合は、密閉容器に入れておきましょう。
5. 味噌を使う際は、必要な分だけ取り出して使いましょう。使った後は、容器の口を拭いてふたをしっかり閉めましょう。また、味噌に直接箸やスプーンを入れたままにしないようにしましょう。水分や菌が入るとカビや酸敗の原因になります。
5.手作り味噌の食べ頃は好みです。白系のお味噌が好みの方は仕込み後、3か月前後が食べごろです。赤味噌が好みの方は半年から1年程度が食べごろです。好みの味になった時が食べごろが手作り味噌の良い所です。
以上が、手作り味噌の保存方法についての当店からのアドバイスです。手作り味噌は、保存方法に気をつければ長期間楽しめる食品です。ぜひ参考にしてください。