米麹の作り方

米麹の作り方

麹の特徴と種麹の選び方、自家製麹の作り方について紹介します。

米麹とは、米に麹菌を繁殖させたもので、日本の伝統的な発酵食品です。米麹は、味噌や醤油、お酒、みりん、甘酒、塩麹などの原料として使われますが、そのまま食べても美味しく、栄養価も高いです。また、麹職人が米麹の出来具合を見る為に、つまんで麹の出来上がりをチェックします。噛んでいくうちに糖化作用によって麹に甘さが感じます。甘さが感じないときは麹が旨く出来上がっていないということです。麹には、糖化酵素やアミノ酸などの有用な成分が豊富に含まれており、消化を助けたり、免疫力を高めたり、美肌効果やアンチエイジング効果などの健康効果が期待できます。

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米麹を作るには、まず種麹を用意する必要があります。種麹とは、麹菌を培養したもので、薬局等で市販されているものや、インターネットで購入できるものがあります。種麹には、白麹や黒麹、赤麹などの種類がありますが、一般的には白麹が使われます。白麹は、糖化力が高く、甘みが強いです。黒麹は、アミノ酸やクエン酸などの有機酸が多く含まれており、味噌や焼酎などに適しています。赤麹は、色素やモナコリンKなどの特徴的な成分が含まれており、紅こうじや紅花豆腐などに使われます。

自家製麹の作り方は、以下の通りです。

1. 米を洗って水に浸けておきます。水に浸ける時間は、季節や気温によって異なりますが、一般的には夏場は6時間程度、冬場は10時間程度です。
2. 米を蒸し上げます。蒸しあがったらすぐに取り出して粗熱をとります。
3. 種麹を準備します。市販の種麹を使う場合は、袋から出してほぐしておきます。
4. 米と種麹を混ぜます。大きめのボウルに米を入れて平らに広げます。その上に種麹を均等に振りかけます。手袋をして手でよく混ぜます。
5. 米と種麹の混合物を容器に入れます。清潔なタッパーやビニール袋などの容器に入れます。容器に隙間ができないように詰め込みます。容器の表面にラップをかけて密閉します。
6. 発酵させます。温度と湿度が一定に保たれる場所で発酵させます。発酵温度は30℃前後が理想です。発酵時間は、種麹の量や気温によって異なりますが、一般的には36時間程度です。発酵中は、12時間ごとに容器を開けて混ぜて空気を入れます。混ぜるときには、米が白くふわふわになっているか、甘い香りがするか、白い綿毛が見えるかなどを確認します。
7. 完成です。発酵が終わったら、米麹を冷蔵庫で保存します。冷蔵庫での保存期間は、約1週間です。冷凍庫での保存期間は、約6ヶ月です。

以上が、米麹の特徴と種麹の選び方、自家製麹の作り方についての説明です。米麹は、手作りするとより美味しくて健康的です。ぜひ挑戦してみてください。

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