黒糀

黒糀

黒糀とは、黒麹菌で作られた糀のことです。黒麹菌は、日本の酒造りに欠かせない麹菌の一種で、特に沖縄や九州で古くから泡盛や焼酎の製造に用いられてきました。黒麹菌は、クエン酸を多く生成する性質があり、高温多湿な環境でも雑菌の繁殖を抑えることができます。また、クエン酸には疲労回復や美容などの効能も期待できるため、黒糀は健康食品としても人気があります。

鈴木こうじ店では黒麹は生産していませんが当店の取引先でもある秋田今野商店には黒麹菌の取り扱いがあります。

焼酎用こうじ菌

秋田今野商店では、業界に先駆けた、昭和27年以来の黒こうじ菌、黄こうじ菌のガンマー線照射による白色変異株の開発に成功して以来、数多くのヒット作があります。(特許第274973号,第274974号)

・焼酎用黒こうじ菌
黒色胞子に由来する「味のクドサ」が少なく味に丸味が出やすい麹菌です。

・焼酎用黒こうじ菌 純
βグルコシダーゼ活性が高く、甘藷焼酎の特徴が出やすい麹菌です。受注生産品。*1

甕貯蔵

樽貯蔵

 

黒麹の利用方法はさまざまですが、代表的なものとしては、黒糀を水やお湯で溶かして飲む「黒糀水」や「黒糀茶」があります。これらは、黒糀の甘みと酸味が爽やかな飲み物で、朝食やおやつにぴったりです。また、黒糀をヨーグルトやアイスクリームにかけたり、パンケーキやワッフルに塗ったりすることもできます。これらは、黒糀のコクと風味が加わって、よりおいしくなります。さらに、黒糀を肉や魚の下味に使ったり、カレーやシチューなどの料理に加えたりすることもできます。これらは、黒糀の旨味と酸味が料理に深みを与えて、味わいを引き立てます。

黒麹の作り方は意外と簡単です。まず、米を洗って水に浸けておきます。次に、米を蒸し器で蒸します。蒸し上がったら、米を平らな容器に広げて冷まします。その後、種麹をふりかけて混ぜます。種麹はインターネットなどで購入できます。混ぜたら、米をラップで包んで暖かい場所に置きます。温度は30度前後が適しています。2日から3日ほど置いてからラップを開けてみると、米が白くふわふわになっているはずです。これが黒麹です。黒麹は冷蔵庫で保存すると長持ちします。

以上が、黒糀とは何か、黒麹菌の特徴や利用方法、作り方についての説明です。黒糀は日本の伝統的な発酵食品でありながらも、現代人の健康や美容にも役立つ素晴らしい食品です。ぜひ一度試してみてください。

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