赤味噌の賞味期限

赤味噌の賞味期限

 

市販の赤味噌と手作りの赤味噌とは賞味期限が異なる場合があります。

市販の赤味噌(豆味噌)を含むお味噌は通常6か月から1年ぐらいが賞味期限としています。

しかし、手作りで作った赤味噌(豆味噌)は仕込み後、半年から一年程度で出来上がりますのでそこからの賞味期限になりますので、市販のお味噌とは異なってきます。

また、市販の赤味噌(豆味噌)以下の添加物を入れて商品の保管状態を保っています。

【酒精】

エチルアルコールのことで、お酒のアルコールと同じ成分です。 お味噌は、酵母菌等の微生物の働きでちょうど良く発酵・熟成したところでカップや袋に詰められ、商品として出荷します。酒精には、酵母菌の働きを抑える作用がありますので、できあがったみそをカップや袋に詰める前に少し加えることにより発酵が抑えられ流通段階、量販店などの棚に常温で並べることが可能になります。

【ソルビン酸】

ソルビン酸は不飽和脂肪酸であり、IUPAC名は2,4-ヘキサジエン酸 である。カビ・酵母・好気性菌に対して静菌効果があり、保存料としてかまぼこなどの魚肉練り製品やソーセージに使用されるほか、カリウム塩であるソルビン酸カリウムがケチャップ・スープ・果実酒・乳酸菌飲料などに使用される。 ウィキペディア

【ビタミンB2】

ビタミンB 2は水溶性のビタミンで、糖質、脂質、タンパク質の代謝、エネルギー産生に関わる酸化還元酵素の補酵素として働きます

【調味料(アミノ酸等)】

アミノ酸はアミノ基とカルボキシ基から構成されている有機化合物です。 ヒトを始めとした生物の構成成分であるタンパク質はこのアミノ酸*から出来ています。 酵素もタンパク質から成っています。 タンパク質は水の次に多い生体成分で、ヒトでは体の約20%を占めます。

【次亜硫酸ナトリウム】

次亜塩素酸ナトリウムは次亜塩素酸のナトリウム塩である。化学式は NaClO で、次亜塩素酸ソーダとも呼ばれる。希釈された水溶液はアンチホルミンとも呼ばれる。水溶液はアルカリ性を示す。 水酸化ナトリウムの水溶液に塩素を通じて得られる。物質は不安定なため、水溶液として貯蔵、使用される。 ウィキペディア

ではなぜ味噌に添加物が必要か?

酒精を使用しない無添加味噌は、カップ詰め袋詰めしたあとも熟成が続いているため、二酸化炭素が発生します。

二酸化炭素が発生するとカップ詰めの味噌や袋詰めした味噌が膨らみ膨張します。最悪、破裂すく危険すらあります。

そこで酵母の熟成、発酵を弱めるために酒精(アルコール)使用されます。

酒精を使用することにより本来の味噌の旨味などが損なわれてきます。

以上が市販および流通過程で大量に販売している赤味噌(豆味噌)の賞味期限は保たれています。

しかし、添加物の入っていない販売味噌および手作りの赤味噌(豆味噌)に関したは賞味期限が異なります。

一般的には仕込み後→熟成→食べ始め→1年以内が賞味期限になります。

但し、無添加のお味噌は発酵が進むため冷蔵庫で保存することを強くお勧めします。

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