味噌の塩分濃度

味噌の塩分濃度

結論から申し上げますと味噌の塩分濃度は12%です。

但し、標準の味噌の塩分濃度が12%ですが、甘口の場合は10%前後、辛口味噌になりますと15%以下ということになります。

そして味噌といっても麹の種類によってさまざまなタイプのお味噌が仕上がります。

米麹味噌、麦麹味噌、豆味噌などが代表的なお味噌になります。

味噌の塩分濃度は通常10%から12%になります。味噌は種類に関係なく塩分は通常10%から12%です。

塩分濃度は100グラムに10グラムの塩が入っていれば10%です。味噌は塩分が多いと思われますが保存食として考えれば

10%の塩分があれば食品として傷むことはないので安心して食べることができます。

また、味噌は直接、食べることはあまり考えにくく味噌汁にした場合、10グラムの味噌には1グラムの塩が入っていますので味噌を

50倍程度に薄めて味噌汁にすると塩分はわずか0.5グラムになりますので健康的にはほぼ問題ない数値になるのでは思います。

また料理に使う場合でも味噌は確実に薄まります。

直接、野菜(キューリ、葉しょうが)などのつける場合でも沢山の量の味噌はつけないと思います。

次に一般的に量販店、スーパーマーケット、百貨店などで売られている味噌の塩分ですが通常10%から12%が標準です。

甘口、普通、辛口などと言われますが塩分濃度が10%以下が減塩タイプの麦味噌、塩分濃度12%以上になりますと辛口タイプの麦味噌になります。

★味噌を手作りで作られる場合の塩分濃度

市販の味噌ではなく手作りで味噌を作る場合の塩分濃度の説明をします。

先ず麦味噌を作る場合の材料としては麦麹、大豆、塩になります。

材料の割合と仕込む量の説明になります。

【5キロの手作り味噌を作る場合】

各種、麹1.5キロ 大豆1.3キロ 塩600グラム 

以上の材料で5キロの麦味噌が出来上がり塩分濃度に関しては約12%になります。麦味噌の塩分は標準になります。

麦味噌の塩分を少なめにする場合は塩は500グラムにすると塩分濃度は約10%になりますのでやや甘口減塩タイプの麦味噌に仕上がります。

また5キロ出来上がりの味噌に650グラム位を入れる場合は辛口タイプになります。

一つ塩分濃度で注意することは塩分を少なくすれば当然、塩分摂取量が少なくなりますので体には良いのですが、麦味噌にとっては消費期限が短くなってきます。

通常は塩分濃度を12%程度で麦味噌を仕込めば出来上がり後、1年程度(冷蔵保管)で全く問題は御座いません。

長期熟成タイプの味噌を仕込む場合は(3年以上)塩分濃度が14%位必要な場合があります。特に寒さが厳しい東北地方の場合は昔から長期保存

タイプのお味噌が多く塩分濃度やや強めのお味噌が作られてきました。

作り方に塩分濃度に関しては当店の全国味噌作りMAPにもご紹介してありますのでご参考にしてください。

 

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