こうじ 保存
こうじ 保存
こうじを保存する方法の説明になります。
その前に、こうじはには生タイプと乾燥タイプがあり保存方法が異なります。
2種類のこうじの違いと保存方法を下記の表にまとめてみました。
生タイプのこうじの特徴 | 乾燥タイプのこうじの特徴 |
特徴は酵素分解力が強く、味噌、甘酒作りに力を発揮します。 弱点は保存期間が短く、麹屋しか販売が無いので探すのが難しい。 |
スーパーマーケットで手軽に購入できる。また日持ちが長く直ぐに作らなくでも大丈夫。 弱点は生タイプの様に酵素力は強くないので味噌作り甘酒作りには風味など生タイプより劣る。 |
【乾燥こうじの保存】
常温でこうじの保存は大丈夫です。製造元によって保存期間が異なる場合がございますが、どの製造メーカーも基本的には半年から1年間は常温で保存できるこうじが多いです。
【生こうじの保存】
生こうじは出来立てのこうじの為、保存期限の短いのが特徴です。また、季節によって生麹の保存期限が異なってきます。
常温 | 冷蔵庫 | 冷凍庫 | |
冬(11月中旬から4月上旬) | 1週間 | 2週間から3週間 | 6か月から1年 |
夏(6月から10月上旬) | 1日 | 2週間から3週間 | 6か月から1年 |
春・秋(4月中旬から5月/10月中旬から11月上旬) | 3日から5日 | 2週間から3週間 | 6か月から1年 |
【生こうじ、常温での保存期限】
生こうじは水分が約12%から14%含まれているため、常温で保管している麹菌の活動が進み麹菌の力が徐々に弱くなっていきます。
発酵食品(味噌)などは麹菌の酵素が大豆などのタンパク質を分解してうまみ成分が出てきます。
そして麹菌が常温で置くことによって麹菌の力が弱くならないうちに発酵食品(味噌、甘酒、塩麹)などを作る
ことをお勧めしています。
但し、常温と言っても夏と冬、あるいは地域(沖縄・北海道)では異なってきます。
下記の場合は、エアコンの効いている部屋と、エアコン内の部屋では全く異なったり、直射日光の当たる場合な
どは注意が必要です。
また、冬季の場合は暖房の効いていない部屋など冷蔵庫と同じような環境の場合は日持ちが異なります。
【生こうじ、冷蔵庫での保存期限】
冷蔵庫は通常5度から7度ぐらいの温度帯ですので2週間から3週間は大丈夫です。但し、開け閉めの多い冷蔵庫の
場合は一定の温度帯から前後しての保存状態になりますので、開け閉めが頻繁な場合は1週間程度になります。
また、ゼロ度近い安定した温度帯では一か月程度は大丈夫です。
【生こうじ、冷凍庫での保存期限】
生こうじの保存期限は短いですが長期保存する方法は冷凍庫で保存すす方法がベストです。
冷凍庫で保管することによって麹菌の活動が止まりますので麹がダメになる心配はありません。
また、生麹が使い切れなかった場合などはジップロップに移して空気を抜いて保存してください。
最後に当店では真空包装で生麹をパッケージしています。
真空包装でも保存期限は変わりませんのでご了承をお願いいたします。
【真空包装について】
〇当店の麹は配送の際にコンパクトにする為に真空包装をしております。
〇麹の種類によっては袋が膨らむのを防ぐ為に空気穴を開けたり、配送中の揺れなどで真空状態が外れてしまう場合がございますが生こうじの品質には問題ございません。