味噌 塩分計算

味噌 塩分計算

味噌の塩分計算に関しての説明をします。味噌の材料は麹、大豆、塩になります。通常は手作り味噌出来上がり量に対して塩分がどのくらい必要か、または塩分濃度を何パーセントにするかで味噌に入れる塩の量が決定されます。

(参考)乾燥豆1kg・麹2kg・煮汁0.4kgで10%の味噌を作りたい場合。

乾燥大豆は1キロで水に戻した場合

(注意)乾燥大豆は大粒大豆使用の場合です。中粒、小粒の場合は水の吸収率が異なってきます.

(注意)乾燥麹は1キロの場合は煮汁が必要です。

(注意)大豆を煮た場合と蒸した場合では大豆の水分量が異なります。

★乾燥麹を使用の場合

大豆1キロ×2.4倍水を含んで大豆+乾燥麹2キロ+(煮汁0.4g)×1.1(11%の塩)=528g
塩は528g使用すればいいのです。
ちなみに全体量は、1×2.4+2+0.4+0.55= 5.53kgのお味噌です。

★生麹を使用の場合

生麹は1キロに対して約10%の水分が含まれているため煮汁を入れる必要はありません。

大豆1キロ×2.4倍水を含んで大豆+生麹2キロ×1.1(11%の塩)=4.64
塩は464g使用すればいいのです。

ちなみに全体量は、1×2.4+2+0.464= 4.86kgのお味噌です。

塩分濃度を11%から12%とした場合の塩分計算

生麹1キロ 大豆1キロ 塩330gから350g 信州みそ・関東風味噌
生麹1.5キロ 大豆1.3キロ 塩550gから600g やや甘口の味噌
生麹3キロ 大豆2キロ 塩900グラム やや甘口

 

手作り味噌10キロ、出来上がりの中に1キロの塩を入れると塩分濃度10%の手作り味噌が出来上がります。当店で販売されている手作り味噌セットの場合は

米麹1.5キロ 大豆1.3キロ 塩600グラムで5キロ出来上がりですので塩分濃度は約12%になります。次に手作り味噌にはどのくらいの塩分が必要なのか説明します。

味噌は基本的に塩分濃度5%から20%は必ず必要になります。塩分濃度が薄いお味噌は甘めのお味噌に仕上がりますが短期熟成で早めに食べ始めなければ塩分が薄い関係で日持ちが短い味噌になります。代表的な味噌は京都の西京みそになります。塩分濃度のお味噌は長期熟成で日持ちが長く味噌の出来上がりに2~3年かかります。代表的な仙台味噌になります。日本全国で作られる味噌は中間的で1年未満の熟成で塩分濃度は10%から12%の味噌が多いようです。

そこで手作り味噌を作られる方にお勧めな塩分濃度は1年以内の熟成で塩分濃度は10%から12%にする味噌が一般的で当店でもお勧めしている塩分濃度です。

また塩分の量は麹、大豆、塩を合わせた全体量の塩の量になりますので例えば、麹1キロ 大豆1キロ場合は塩が350グラム程度で約10%の塩分濃度の手作り味噌が出来上がります。

地域によっては塩分濃度を濃くする地域(東北地方)など作る人の好みで塩加減は変えることが出来ます。昨今は塩分濃度気にする方などは減塩タイプのお味噌を作られる方も多くなりました。手作り味噌を作る場合は必ずお塩は必要です。せっかく手作りするのだから塩自体にもこだわる方も多くなりました。塩に関しても低価格なものからキロ1.000円以上するものまでございますので色々、検討するのも楽しみの一つですね。

 

★鈴木こうじ店自社HPはお店の情報、手作り味噌、麹の利用法、手作り味噌教室、発酵料理教室などの情報を発信させていただいているホームページになります。

鈴木こうじ店オンラインショップでのお買い物、商品情報、ご質問などはご面倒でも http://suzukikoujiten.com/ でお願いいたします。

 ★氏名は必ず実名でご記入ください。(ご氏名がない場合はお答えできませんのでご了解ください)

★コラムに関しての質問等は大変申し訳ございませんがお控えください。

 

    味噌 塩分計算” に対して5件のコメントがあります。

    1. 矢吹 順子 より:

      初めてメールさせていただきます。
      手作り味噌に挑戦したく質問させていただきます。
      塩分10%仕上がりが希望です。
      その際煮大豆 乾燥米麹 塩のそれぞれの必要分量を教えていただきたくよろしくお願い致します。

      1. 矢吹 順子 より:

        先程の追加です。
        10kg仕込の場合は を追加させていただきます。すみません

      2. suzuki-kouji-miso より:

        当店の5キロ出来上がりの手作り味噌の場合は
        https://suzukikoujiten.com/shopdetail/000000000027/ct7/page1/recommend/

        塩が600グラムで12%の塩分濃度です。10%にするには500グラムでOKです。
        蒸し大豆にするときも同量です。
        10キロの場合は倍量です。

        乾燥こうじの場合は水分が1.35%程度、抜けていますので計算をしてください。
        乾燥こうじの場合は水分を追加する必要があります。
        製造元によっては乾燥具合が違いますのでメーカーに確かめてください。

        尚、乾燥こうじは水分を加える際は水道水はNGです。塩素は人間に有害な菌も殺菌してくれますが、
        麹にとって有益な菌も取り除いてしましますので、出来る限り浄水器の水を使って塩素を取り除いてください。

    2. 草野善文 より:

      おはようございます。味噌作りですが、乾燥大豆1.5キロ、米麹3キロ、塩885g、煮汁720mlでしようと思います。中辛くらいですか。宜しくお願いします。

      1. suzuki-kouji-miso より:

        上記の割合ですと塩分濃度12%で中辛ですが、使う麹が乾燥と生麹で変わってきます。

        乾燥こうじ場合と生麹こうじで煮汁の量が違います。
        購入する所で問い合わせがお勧めです。

    suzuki-kouji-miso へ返信する コメントをキャンセル

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です