カンタン麦入り味噌の作り方
カンタン麦入り味噌の作り方
日本で消費される味噌の8割は米麹味噌と言われています。米麹味噌は甘く旨味がありあっさりと食べられるのが米こうじ味噌の特徴になります。
一方で麦味噌は独特の旨味と甘さが加わり、九州から四国、中国の一部地域で盛んに作られているお味噌です。当店は麹生産の専門店ですので米麹は勿論、麦麹もお客様のご要望が強く比較的、沢山の麦麹を生産しています、特に繁忙期である1月から3月にかけて全国から麦味噌愛好家から手作り麦味噌の材料である麦麹の引き合いが多い時期とも言えます。
しかし、圧倒的に多い米麹味噌を作るお客様から今年は少しお味噌の味を変えてみようかなという方もいらっしゃいます。
そんなお客様向けに米麹の円やかな旨味と麦独特の甘味が加わった米麹プラス麦麹味噌がカンタンに出来上がるカンタン麦入り味噌のお勧めです。
基本の麹はもちろん米麹そこに麦麹をやや少なくしたお味噌作りの提案です。
カンタン手作り米味噌セットにプラス1キロの麦麹を加えるただこれだけです。塩分濃度はやや下がりますが甘口タイプの麦入り味噌が出来上がります。味噌の出来上がりは約6キロになります。
塩分濃度は下げたくない場合やカビの発生が心配な場合は麦麹1キロ+塩100グラムを入れていただければ塩分濃度はそのままで麦入り味噌が出来上がります。
通常のお味噌の作り方は
大豆を漬ける(8時間から12時間)翌日大豆を3時間から4時間コトコト煮込んでいく→大豆を潰す→米麹をほぐして塩と混ぜ合わせる→潰した大豆と塩入米麹を混ぜ合わせる→仕込み容器に移して完成。
以上が一連の作業の流れになります。
しかし、上記の仕込み方法ですと丸二日間の味噌仕込み作業が必要です。本格的にお味噌を仕込む方、味噌作りが大好きで大豆を煮るところから味噌作りをしないと作った気がしない方は以下の方法は参考になりませんので読み飛ばしてください。
本題のカンタンに麦入り味噌を仕込む方法を当店のカンタン手作り味噌セットを使っての説明です。カンタン手作りり味噌セット5キロ出来上がりの内容は米麹1.5キロ、乾燥大豆1.3キロとあらしお600グラムですが、乾燥大豆とあらしおは当店で大豆を蒸して潰し塩を加えた塩入つぶし大豆のセットになっています。そこに1キロの麦を入れて完成です。
詳しくは下記の動画を参考にして下さい。作り方は全く同じで麦麹を混ぜる作業を追加するだけです。